広島に住んでいたら絶対見るべき神楽が毎週末見れる!神楽門前湯治村に行ってきました @安芸高田市
広島県に来て、衝撃を受けたことの1つ。
それは、神楽という伝統芸能が老若男女に愛されていること。
そもそも神楽を見たことが無い時は、歌舞伎とか長唄とかのような堅い・ちょっと難しくてとっつきにくいイメージを持っていました。「広島って神楽有名よ」と地元の方に聞いても、「渋っ!!」という感想しか持ってなかった私です(笑)
イメージがガラリと変わったきっかけが、公園でのお祭りで神楽を見たことでした。経緯はこちらから↓
本当に、セリフ回しこそ『ザ・伝統芸能』という感じですが、アドリブ多めの演目なら突然砕けた感じになるし、やってることは面白いから引き込まれるんです!
今まで気に留めていなかったものを注意するようになると、秋には色んな公園で無料で神楽の演目が見れるお祭りをやっているし、イベントでも神楽の舞台やってるし、等々、割と色んな所で神楽を見られるチャンスがあるんです。行ったことが無い方は是非!
で、神楽を好きになってからず~~っと気になっていたのが、今回行ってきた神楽門前湯治村。イベントでなくても神楽を見に行ける!温泉もある!?ということで、行ってきました!!
神楽門前湯治村はこんな所
神楽を楽しむだけでなく温泉や昔の町並みが楽しめる、本物の小さな村のような施設が並ぶ場所です。宿泊もできます!
温泉、お土産屋、食事処、駄菓子屋などが並び、一番奥に神楽の観覧施設があります。
まぁ、やりますよね!?↑
はい、嬉々としてやる人です。こういうのあるととても嬉しい(笑)
神楽の観覧施設のすぐ傍に、神楽面の絵付けが出来たり、子供向けに神楽グッズ(刀とか)が作れる体験工房と、ミニ舞台がありました。
ミニ舞台では、3パターンのお囃子をボタンを押して流すことが出来ます。それに合わせてかなか様になっている踊りを披露しているちびっこもちらほら居ました。
マンホールまで世界観を大事にしている!!!本当にちょっとしたテーマパークですよね!!
いざ、神楽観覧!
神楽の観覧場所は、年に数回使われる神楽ドームと、かむくら座という屋内の施設があります。神楽ドームでは神楽大会とかも開催されるようです。
今回行った時はがらんとしていた神楽ドームですが、使われるときは畳席もできるそうです。ドーム内には売店があったりしました。お祭りみたいにつまみ片手に神楽を楽しめるんでしょうね。ここでも見てみたい!!
今回観覧したかむくら座。前の方が畳席、後ろの方が椅子席になっていました。土曜日が自由席、日曜日が指定席のようでした。我が家は日曜日に行ったのですが、立ち見が居るくらい盛況でした!!神楽団は、『天神神楽団』の方々の日でした。
一つ目の演目、葛城山。土蜘蛛(鬼)の出てくる話です。
今まで見たことのあるお祭りでは、少し離れた場所でしか見たことがなかった私達。前の方の席で見たので、迫力満点でした。鬼と目が合う合う…。
土蜘蛛は、蜘蛛の糸が出てきたりと派手なシーンが多く、45分の舞台があっという間でした。
お昼ご飯を挟んで二つ目の演目が悪狐伝。
生臭坊主(失礼!)と狐が出てくる話です。アドリブが多いのが特徴の演目で、客席からも笑いが起こったり、ヤジが飛んだりします。
この女性の正体が狐なのですが…和尚が怖かった…
いや、面白いんだけどね、なんだか、顔が、ちょっと…怖い(笑)
神楽は衣装の早替え、お面の早替えも見どころなのですが、悪狐伝では女性がくるりと右回りをして振り向くと狐になって、更に周ると元に戻っている、など『おお!』と思わず声が出るような見どころも満載です。
私が初めてお祭りで見た演目が悪狐伝だったのですが、その時もやはりアドリブ満載&サービス満載で、最後の最後でなかなか倒されない狐に観客が大喜びでお捻りが飛び交うような場面もありました(笑)
たまたま2つとも見たことがあるメジャーな演目の日でした。日によって、演目と神楽団が変わるので、気になる方はチェックして行っても良いと思います。知らない演目でも、入口でその日の演目のあらすじが配布されているので安心して楽しめます!
かむくら座はこぢんまりとしたホールで、前の席はもちろん、後ろの席でも舞台から離れていないので、臨場感たっぷりで楽しむことが出来ました。1つ目の土蜘蛛の時には、臨場感がありすぎるからか、小さい子の泣き声もちらほら聞こえました(笑)
お食事処(ふくすけ)の自家製豆腐づくし
神楽門前湯治村が山の中で他の場所にわざわざ食べに行くことも出来ず、施設内で食べる所が少ないので、1回目の公演が終わってからのんびりしていたら少し待ちました。
自家製豆腐がふんだんに使われた『自家製豆腐づくし』(税抜1,300円)を頼みました。しっかりした豆腐の食感と味でした!中でも私は揚げ出し豆腐がかなりツボでした。 神楽門前湯治村の中には豆腐屋さんもあり、豆腐やおからを買って帰ることもできます。
縄文アイスを食べてみた
初めて知ったのですが、縄文アイスは安芸高田市の地域ブランドに認定されている古代米を使ったアイスだそうです。お土産処にカップバージョンが並んでおり、激しく気になったので購入!
勿論、古代米の入った『縄文』味をチョイス。中はこんな感じでした↓
さっぱりした甘さの中に、モチモチ食感の古代米が!!(写真の黒い粒が古代米でした) 夫はもう少し甘さが欲しいと言っていましたが、私は大好きな味でした。お米の食感のアクセントもクリーンヒットで、寒い日だったのに、あっという間に平らげてしまった(笑)縄文アイスのコーンバージョンも是非食べてみたいっ!!
縄文アイスは、公式サイトで購入することも出来るようです。気になる方は以下よりどうぞ↓
神楽門前湯治村の詳細情報
電話番号:0826-54-0888(代)
定休日:年中無休(ただし、不定期にお休みがある場合もあるようです。ホームページでご確認後、お出かけください)
神楽は大人の1回観覧で500円、2回観覧で700円でした。子供料金もあり、小さい子どもで膝の上観覧なら無料でした。これは私たちが行った時のことで、神楽ドームではまた料金が異なります。心配な方は神楽門前湯治村までお問合せ下さい。
宿泊プランや日帰りプラン等あり。詳しくはホームページをご確認ください↓
toujimura.com
我が家は一日がかりで車で日帰りをしましたが、土曜に行って、夜公演を見て、のんびり温泉に浸かりつつ宿泊して、日曜日昼公演を見て帰るっていう贅沢な旅も楽しそう!ただ宿泊となると小さい子供の遊び場があまりないので、大人向けだと思います。
温泉も入りたかったなぁ~…(時間がなかった)
宮島のメジャーどころも良いけれど、週末に広島の文化体験をしに行くのもお勧めです♪神楽が気になる方は、是非!
(これは2019年3月の情報です)
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